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未病とは何か​

​MRSの未病の定義は、一般社団法人日本未病システム学会が定義する、未病を解りやすく説明しています。

​※未病医学標準テキスト(未病認定医)より引用

未病とは、病気と健康の間をさしています。いわゆる病気の予備軍です。
生活習慣病は、大きな病気なる手前です。これを放置したり、悪化した場合に大病となるわけです。その生活習慣病をもっと早くリサーチして、健康な状態に戻すことが「未病」の目的です。

これから人生100年時代、国の医療費も高齢化によつて巨額になっています。
このよう時代だからこそ一人一人が健康管理、自己予防を心がけ「自分の身体は自分で守る」という考え方が重要な時代となりました。

そのための指標として「健康」と「病気」の間を未病として、協会では未病ケアの研究、検証、発信をしています。
また、生活者の皆さんには、未病ケアに役立つ、食品や食事、運動法など未病ケアのモニターに参加頂き評価をして頂くシステムをご提供しています。

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未病Ⅰ 

自覚症状はないが検査で異常がある状態である。検査値の異常、器質的異常が基準値の±10%以内に収まっている状態。例えば特定健診・保健指導調査で、保健指導に当たる検査値の範囲。対策としては自己管理(運動、カロリー制限、サプリメント)で管理を行う。

保険適応外 自己管理やトクホ・機能性表示食品・食事療法などの自己健康管理

未病ケア

未病 Ⅱ

自覚症状はなく検査で異常ある状態、検査値が基準値および画像診断上も±10%を超えて

おり、自覚症状に至らない範囲で明らかに身体組織の障害が認められる状態。

保険適応  未病認定医 未病認定専門指導士 

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​  ↓

​未病の状態と範囲

未病は具体的に何を指すものか。「検査をすれば異常があるが自覚症状の無い状態の時期で、放置すると必ず病気になってしまう」のが未病の定義です。この未病の実態として例えば軽症高血圧、境界域糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、肥満、脂肪肝、シンドロームX、B型肝炎、肝炎キャリア、HIV陽性、無症候性脳梗塞などに、遺伝子病も入ってきます。
将来の医療経済状況を考えると、この未病時期のコントロールが、その先の医療費軽減につながります。重症の病気に至らずに未病の状態で改善させるには、身体の仕組みや病気の仕組みを学び、病気は医師が担当し、未病は「自分が担当医」とすることが理想だと思います。

日本未病システム学会の未病範囲

未病はM-ⅠA、ⅠB、ⅠC、M-Ⅱに分類されます「自覚症状はないが 検査では異常が見られ、放置すると重症化するもの」(M-Ⅰ)と「自覚症状はあるが検査では 異常がないもの」(M-Ⅱ)としています。

M-ⅠAは通常の検査、保険でカバーできるところで異常が確認されるものです。
M-ⅠBは特殊検査で異常が確認されるものです。

自費で行う検査で異常が判明するものとして、M-ⅠCは遺伝子診断によってわかる未病、 M-Ⅱは東洋医学的な未病で「自覚症状があるけれど検査では明確にできない」状態をさします。西洋医学的未病の観点からは、「検査を行うことで発見できる異常状態」です。

■未病の対象となるのは、境界域高血圧、高脂血症、境界域糖尿病、肥満、高尿酸、動脈硬 化、骨粗鬆症、無症候蛋白尿、B型肝炎ウィルスのキャリア、無症候性脳梗塞、潜在性心不全、 脂肪肝などがあり、さらに広がることが予想されます。 一方、シンドロームX、インスリン抵抗性はアメリカからきた未病として捉えられ、現在ではメタボリックシンドロ-ムは、まさしく「未病」といえるでしょう。

■M-Ⅰ 自覚症状はないが検査で異常が見られ、放置すると重症化するもの    

  1. 検査(一般)で異常があるもの

  2. 特殊検査で異常が見られるもの

  3. 遺伝子レベルで異常があるもの

■M-Ⅱ 自覚症状はあるが検査では異常がないもの

未病の例

軽症高血圧、境界域糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、肥満、脂肪肝、

シンドロームX、B型肝炎、肝炎キャリア、無症候性脳梗塞、メタボ、機能性胃腸症、ピロリ菌感染、軽症認知症、冷え性、のぼせ、瘀血、サルコペニア

その他遺伝子病など

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未病の目的は将来的に病気の期間を短くする事や大きな病気にならないケア、死に至るまでに未病を意識していくことで日常生活を無理なく続けていくことを目的としています。現在、未病の研究は学会で勧められております。

協会の考え方は、病気で入院や手術などで入院することが無く、一生

​楽しい人生が過ごせることを目的としています。

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